皆さん、おはこんばんちは(*´▽`*)
今日はシリラート医学博物館についてお話したいと思います。
閲覧注意画像は本記事には載せないようにしましたので、ご安心ください✌
ほとんどの観光客は、ワット・プラケーオ(王宮)、ワット・ポー、ワット・アルン(三島由紀夫の作品にも登場する『暁の塔』)などの見学に行きます。
写真はワット・アルン
もちろん、そこにも行ってきたのですが、私にはどうしても訪れたい場所がありました。
それは、チャオプラヤー川を船で渡った対岸に位置し、広大なシリラート病院内の敷地にある正式名称『シリラート医学博物館』。
通称がなんと『死体博物館』と呼ばれているところです( ̄▽ ̄;)
ここには医学的観点から沢山の遺体のホルマリン漬けや骨格標本、写真などが展示されており、解剖・災害・寄生虫などのセクションごとに学ぶことができます。
私が特に興味深かったのが解剖・災害ブースです。
1 解剖
ここでは医学の進歩について学ぶことができます。
タイでも、日本の花岡青洲や野口英世のような医学界に身を捧げた方たちの軌跡が展示されていました。
また、事故や事件で亡くなられた方たちの写真も数多くありました。
ただ、そこにはどのような原因で亡くなったのか、例えば凶器となったピストルの弾や刃物(実物)も置かれていたりと「こんなことをしたら、こういう悲しい被害者がうまれる」といった道徳的な教え、戒めを感じました。
ですから、私が訪れた時、たくさんの小坊主さん一行に、タイの学生たちの集団と館内ですれ違いました。
みんな、一様に真剣な眼差しで『死』というものを通して、『命の大切さ』を学んでいました👀
2 災害
ここでは、なんと東北大震災の悲惨な現場の様子を等身大の人形を使って再現されていました。
2013年に公開され西田敏行さん主演の映画『遺体 明日への十日間』を見た時に胸が押しつぶされ涙しましたが、その時よりももっと鮮明かつリアリティな状況がそこにはありました(´;ω;`)ウゥゥ
泥まみれになった水死体は、誰なのか、一見わかりません。
それを解明し、ご遺族の元へと帰そうとするお医者さま達の姿に、気づけば思わず手を合わせていました。
今、異常気象で海外では山火事が頻発しており、身元の判別できないご遺体がたくさん見つかっているそうです。
こうした医療の手助けのもと、どうか少しでも早くご家族の元へ帰れますように・・・と思いましたm(_ _)m
《今日の一曲》
津波というと、あの日以来恐ろしいイメージを私達日本人の心に遺しましたが、サザンのこの曲を穏やかな海辺で聞いてほしいです。
悲しみや辛さを癒してくれるような、寄り添ってくれるメロディが心に沁みます。